つまづいた人生について再考する日記

仕事で失敗をし、降格というサラリーマン人生において、大きな挫折をした私が人生について再考し、再生するためのつぶやきです。

警戒心がひたすら高くなる

焦燥しながらも出社を続け、業務にあたりますが、とにかく警戒心が高くなります。


電話が鳴るたび、びくびくする。
周りの社員が小声で話していることが全て自分のことのように感じる。
偉い人が席を外していると自分の一件について会議をしていると感じてしまう。




そして、手汗が止まらない。
のどが異様に乾くようになる。


会社から懲戒処分を受けるなんて、社畜の自分にこんな日が来るなんて夢にも見なかった。
生きた心地がしない。
もう、この会社に居場所はないな。


そう感じた時、社畜の私は「転職」という言葉を非常にリアルに感じてしまった。


なんのしがらみもない会社で、一からやり直したい。
これもまた人生と思うようになった。


人生再生への第一歩であります。

メンタルやられて食べられなくなる

睡眠障害の次は、食欲不振。




まず、「自分、コロナにでもかかったか?」と錯覚するくらい、味がわからなくなる。
そして、食べることが面倒になる。


しかし、妻には「なんとか大丈夫」アピールをしなければならないため、
無理をして食べる。これがなかなか辛かった。


職場ではいつも愛妻弁当を持参しているが、それも完食できない食欲になる。
でも、心配させないために、8割は食べる。
そして、2割残して、「明日からは少なめでいいよ」と言う。


みるみるうちに体重は落ちた。気づいたら年初より5kg落ちていた。
週末にご褒美として飲んでいるビールも全く飲む気がしなかった。


喋れない、眠れない、食べられない。


社畜が味うわう「地獄の3重苦」。


自分の心に、他者から向けられる刃がクリティカルヒットしていることを痛切に感じたものだ。
そして、降格でもなんでもいいから早く結審(処分)してくれと思うようになった。
刑事事件の冤罪はこのように生まれるんだなと感じさせる状況であった。


今思えば、よくこの状況を乗り切れたと思う。
メンタルギリギリだけどね。


今、生きている。この事象に感謝します。

眠れないという苦行②

一睡もできなかった翌朝、血圧を測ったら、正常時には低血圧な私の血圧が、
なんと「168」となっていた。
さすがに、この数値を見て、自分がただならない状況にあることを感じた。




しかし会社には出社しなければならない。
周囲には何があったか悟られぬよう、普通に過ごさなければならないという苦行。
当然、業務のパフォーマンスも落ちる。思考力、判断力が鈍る。
しかし不思議と、勤務時間中は眠気というものが無かった。
それ以上にあるのは緊張感であり警戒心だ。
それだけ精神的に追い込まれているということだ。


そして、眠れない日が続き、睡眠改善薬というものを飲んだのもこの頃。
確かに眠れるようにはなる。しかし夜中の1時や2時に目が覚め、そこから眠れない。


ミスをしたのは私とは言え、自称社畜である私が、これまで長きにわたり、
心血を注いで尽くしてきた会社から受けた対応により、このような精神状況となってしまった。


当然、この違和感は家族に伝わる。もう妻には隠せない。
そして、この状況を妻にカミングアウトし、今後我が家には、金銭的な不利益(減俸)が生じるであろうと伝えた。


「苦労を掛けてしまうけど、ごめんなさい」と謝った。


妻は「仕方ないよ、やってしまったことだもの。何とかなるよ」と言ってくれた。
そして、「車の運転だけは気を付けてね」と言われた。


何度も言うが、妻のやさしさに感謝しかない。ありがとう。